たまごと餅米
- 7月18日
- 読了時間: 1分
更新日:7月21日
左の手袋に たまごひとつ
右の手袋に 餅米をひとつかみ
両手袋の入り口を持ち
家をでた
ばさばさっと スゴイ音
振り返ると
鳩が六羽 一斉に 屋根の上へ
横一列に並び
全員が こちらを見ている
道路に 餅米を少しまいてみた
公園が見えてくると 強い向かい風 公園内は 緑の覆い茂げる やすらぎ 残りの餅米も そっと足元にまいてみた
ちょうどよい木
幹めがけて たまごをぶつけた
とろりと 黄身が爆ぜた
祈り
先日の 感謝と
明日の 道中の安全と
風が やむ 藤井風の 帰ろう 小さく口ずさむ
涙が とめどなく溢れる
ぱらりと 雨粒

涙を拭い Uターンして 歩きはじめた
雀に呼ばれた 餅米は きれいに消えていた
唯一無二の 今日という日
ありきたりの日常のなかで
7月6日 朝のこと





