

龍神さん?_1 神社へ
空が騒がしい。鱗雲が帯のように長く連なり、その帯が、あちらにも、こちらにも、いくつも浮き上がっている。まるで龍の巣。もしかして龍神様? そう言えば10年くらい前だろうか、こういう雲を龍神雲と言うんだよと教えてもらったことがある。なんだか印象深く、それから私も 、あの雲は龍神さんなのかもなあ、と受け止めるようになった。 私は空模様がとても気になって、なんだろなぁとぼんやり、でも確実に意識していた。ことある毎に空を見上げては、雲の行方を確認していた。そしてなんとなく、今日は神社まで足を伸ばそうかという考えが浮かんでいた。 そしてなんとなく、日本酒、と言う考えが浮かび、一度帰宅するとすぐに日本酒を小さなペットボトルに詰め、踵を返した。足は自然と最寄りの神社に向かい、しっかりとした足取りで、前へ前へと進んでいた。 わーっとカラスが二羽飛んできて、頭上の電線に止まり、私にお尻を向けて、かあかあ鳴き始めた。カラスさんは大抵後ろ向きで鳴く。明らかに私に向かって鳴いているように感じられるのだけれど、彼らはシャイなのかしら。稀に真正面を向いて鳴いてくるカラスさんも
24 時間前


愛用品 #00 プロローグ
私は昔から新しい物事が好きで、いいなと思ったらすぐに飛びつく癖がある。 面白そう→やってみる、のシナプスが直結している。 たまたま通りがかった気になる店に入ってみたり、旬のイベントに応募したり。 そして、なんて素晴らしい!絶対にまた来よう!と感激するのだけれど、実際は「一期一会」になることが非常に多い。流行に乗るのは得意な方ではない。ただ、過去の行動を振り返ると、その分野においての「第1期生」であることが何度もあった。この特徴は、購買行動についても同様である。 私は ”ここちよい暮らし” を意識的に営み始めてから、自然な形で ”ここちよいモノ” についても探求するようになっていた。 私は元々、興味のある物事への探究心や向上心が強いので、ここちよい暮らしにコミットしたことで、モノ選びにもこだわり始めたのだと思う。 ここちよさの答えは十人十色 どんなモノが身の回りにあるとここちよいのか。 どんな衣類を身に纏い、どんな食べ物を体に取り入れるのか。 それは、どんな選択をし、どんな時間を過ごすのがここちよいのかという、自らへの問い。 ここちよく在るために
6月19日


自然派ミニマリスト
ことの始まり 私が初めて〈自然派ミニマリスト〉という名前を自分に贈ったのは、2022年の春だった。引っ越しの多い私が、今までの人生で最も好きな家に辿り着いた時のこと。不動産のホームページで条件を入れて検索したら、市内で一軒だけがヒット。すぐに内覧して、その足で不動産会社へ。夕方には申込書に記入していた。 大抵は、ホームページで何軒か候補を見つけると、まず実際に自分一人で外観を見に行く。そして良さそうであれば電話連絡をし、内覧へ進む。けれどこの時は、自分で見に行くステップを省略。電話した数時間後に、私は物件の中に居た。 部屋は何もかもが理想通りだった。実はこの家へ辿り着く直前に引っ越したばかり。つまり、私は札幌市近郊のほどよい田舎町に住み始めて、わずか一週間ほどであった。この、ほどよい田舎町のお部屋は、別の意味で理想的だったのだけれど、訳があって急きょ退去する必要に迫られていた。このエピソードは稀有な面白さに満ちているので、いずれ書きたいと思う。 この時点で、すでに話についていけなくなっている方も居ると思うのだけれど、これは背景説明みたいな感じな
6月12日




