微生物の力 1(EM菌)
- miinakanon
- 4月26日
- 読了時間: 4分
微生物とともに生きる暮らしの第一歩は、EM菌でした。いつからだったのか、きっかけはなんだったのか、全く覚えていません。おそらく二十年くらい前からEM菌を使っていたのではないかなと思います。
EM菌は様々な商品になっています。
一般のスーパーでも、EM石鹸とか、EMシャンプーなどが陳列しているのを見かけることがあるので、知っている人も増えているのかなと思います。
自然食品の店などに行くと、EM菌を練り込んだタッパー、保存パック、腹巻きなども売っています。私も使っていました。EMのタッパーや保存パックに入れると食品が痛みにくく長持ちします。
EMの腹巻きは、何年も、365日欠かさずつけていました。2、3年洗わずに肌に直接つけていましたが、臭くなることもなく、黒かったので汚れもわからなくて気になりませんでした。ある時、一度も洗ったことがないと友人に話すと、とてもびっくりしていました。確かに普通に考えればオカシイですよね。しかし使用していた身としては、とても快適だったので、おそらく菌との共生がうまく行っていたのだと思います。
他にも、EMを畑に散布してEM米を作っている農家さんが居たり、家中の掃除にEMを使って発酵空間を作る人が居たり、農薬除去に使ったりと、用途は実に広く、万能な菌だと思います。
ここではEMWという液体について書きます。
EMは有用微生物群と表記されています。何が有用なのか分かりませんが、人間にとって有用な菌を調合しているようです。開発者の比嘉先生は有名です。
EMWは350mlくらいのペットボトルで販売されているEM菌の原液です。これを希釈して、通常はスプレーに入れて使います。
消臭効果が高いので、私はトイレにも一本置いてあります。用を足す前後にシュシュっとスプレーすることで、排泄物の臭いが消え、EM菌の良い香りが漂います。トイレを出る時には壁や空間にもスプレーしておきます。トイレに換気扇がないため、ドアを少し開けておいても、どうしても空気がこもりやすいのです。だからEMさんに空間の浄化を手伝ってもらっています。
もう一本は、台所のシンク下に置いてあります。生ゴミにスプレーして悪臭や悪玉菌の防止、または野菜にスプレーして農薬の除去、シンクの排水溝カゴを洗った後にスプレーして汚れの付着防止、などなど色々と使っています。
洗濯には優しい中性洗剤を使っているのですが、洗剤を少し少なめにして、代わりにEM原液を少し入れるとふっくらと仕上がり、嫌な部屋干しの臭いもつかなくなります。洗濯の排水口、お風呂の排水口にも効果的です。臭い防止はもちろん、ぬめりが付きにくくなります。
以前、真っ黒に汚れた雑巾をEMにつけておいたら、3、4日で真っ白になりました。菌が汚れを食べてくれたのです。ただ失敗談もあります。洗濯物を手洗いしていた頃、下着の縫製があちこちほつれてきたことがあります。当時は洗濯洗剤に必ずEMを少し入れて、長い時は2、3日放置してから洗っていました。下着は全てオーガニックコットンでしたので、菌がコットンを食べてしまったのではないかと思います。それ以来、衣類をつけ置き洗いする時は、菌に食べられることを念頭に入れて、長く付けすぎないように気をつけています。
最近とても快適なのは、床の拭き掃除に使う方法です。EMスプレーをしながら拭くと、明らかに埃が付きにくくなります。静電気を防止する効果があるのです。
部屋のグリーンにも使います。時々EMスプレーを土や歯にかけてあげています。菌が植物の生育に貢献してくれるのではないかなと思っています。ただ、切り花の水にEMを入れると、菌が増えて、水に入っている茎がヌルヌルしてしまうことがあります。栄養をあげられるなら嬉しいのですが、同時に悪玉菌が増えてしまう可能性もあるかなと思ったので、それ以来切り花の水にはEMを入れないようになりました。
また、私は小瓶のスプレーに入れて、バックに入れて持ち歩いています。出先でトイレに入った時、手を洗う時などに使っています。除菌スプレーの代わりに手指にも使います。ただ発酵が進みやすいので、臭いが不快になったらすぐに捨てて、新しいものを作るようにしています。

先日、そろそろEMWが無くなるので、新しいボトルを一本買いに行きました。通販だと送料がかかるので、市内で取扱のある数少ない店へ、1、2年に一度買いに行きます。今回は少し値上がりしていました。税抜き1000円が1200円になっていました。
しばらく自家培養はしていなかったのですが、今後は培養しようかなという気持ちになりました。そんなに難しくはないのですが、少しコツや注意点があります。発酵に適したレシピも伝授してもらったものがあります。
もし余力があれば、自家培養のやり方やレシピも書きたいなと思っています。